WIRE EDM
ワイヤ放電加工
ワイヤ放電は、電気を通す材料だけを切る加工です。水の中でワイヤとワークのあいだに放電を繰り返し、刃物を押し当てずに輪郭を抜きます。焼きが入って硬い鋼でも、電気が通れば対象になり得ます。
当社の金属は鉄・ステンレス・アルミ・真鍮。樹脂の塩ビとアクリルは絶縁体なので、ワイヤ放電では切れません。機械は西部電機のM500SとM75Bが各1台です。

カタログ上の工作物と移動量
M500Sの仕様は、工作物の最大寸法(幅×奥行×高さ) 800 × 650 × 300 mm、工作物の最大質量 800 kg、各軸の移動量 X 500 mm × Y 350 mm × Z 310 mm、U・V軸の移動量 ±60 mm × ±60 mm、標準の最大テーパ 板厚 300 mm で ±10°、使用ワイヤ径 φ0.1〜0.3 mm(カタログの標準は φ0.2 mm)です。
M75Bの仕様は、工作物の最大寸法(幅×奥行×高さ) 900 × 700 × 250 mm、高さの注記 250〜300 mm は噴流加工、工作物の最大質量 1,000 kg、各軸の移動量 X 750 mm × Y 500 mm × Z 310 mm、U・V軸の移動量 ±60 mm × ±60 mm、標準の最大テーパ 板厚 300 mm で ±10°、使用ワイヤ径 φ0.07〜0.30 mmです。
数値は、メーカー資料に載っている機械の仕様上の範囲です。実際に加工できるかは、図面の形、材質、固定の仕方、求める精度を見て判断します。
切れる形、切れない形
ワイヤは基本的に板を貫通させます。途中で止めたいポケットは放電の仕事ではありません。開始穴が必要な図面は、前工程の穴あけも一緒に見ます。
- 貫通した輪郭、異形穴、治具のスリット
- エンドミルでは角が丸くなる部分の抜き
- 止まり穴や、底のあるポケット(こちらはマシニング)
問い合わせで多い質問
ステンレスの焼き入れ材は切れますか?
電気が通れば、硬さだけでは切れない理由になりません。板厚、固定、スタート穴、求める面を図面で見ます。磁性や残留応力で動く材料は、切り順も考えます。
アクリルの輪郭を放電で抜けますか?
アクリルは電気を通さないので、ワイヤ放電では切れません。外形や穴はフライスとボール盤で相談してください。
LET'S MAKE IT POSSIBLE
その部品、その治具。
まずは、話してみませんか。
追加工・修正もOK。1品1品、丁寧に対応します。
材質・数量・希望納期・お困りごとをお聞かせください。
図面や仕様を確認し、加工・製作の進め方をご案内します。
